WordPressのプラグインを入れすぎているサイトは遅くて当然だ

「プラグインが30個入ってるWordPressサイト、なんか遅いんだよね」——なんか遅い、ではなく「当然遅い」です。WordPressのプラグインは一つ一つがPHPファイルとデータベースクエリを追加します。10個で遅くなり、20個でもっと遅くなり、30個では表示速度が悲惨なことになっていても不思議ではありません。

WordPressのプラグインをたとえで説明すると「バックパックに詰め込む荷物」のようなものです。便利なものを次々と詰め込んでいくと、最終的には重くて歩けなくなります。「このプラグイン便利そう」と入れ続けた結果、サイトが重くて誰も見てくれなくなる——本末転倒です。

クライアントQ:「サイトのPageSpeedスコアが20点しかないんですが」
エンジニアR:「プラグインは何個入ってますか?」
Q:「数えたことないですが…40個くらいかな」
R:「まずそれです。有効化されているだけで読み込まれるプラグインが大量にあります。Query Monitorで実際に何が重いか確認しましょう。おそらく10個以下にできますよ」

まずサイトのパフォーマンスを計測して現状を把握しましょう。

# WordPress CLIでプラグイン一覧を確認
wp plugin list --status=active --fields=name,version

# データベースクエリ数と実行時間を確認(Query Monitor導入後)
# 管理バーの「Query Monitor」から確認可能

# Webページの表示速度をcurlで計測
curl -o /dev/null -s -w "DNS: %{time_namelookup}s\nConnect: %{time_connect}s\nTTFB: %{time_starttransfer}s\nTotal: %{time_total}s\n" https://example.com

次に、重複機能を持つプラグインを整理します。よくある重複の例をあげると、SEOプラグインを2個入れている・キャッシュプラグインが複数ある・セキュリティプラグインが重複しているなどです。

# キャッシュのクリア(WP Super Cacheの場合)
wp super-cache flush

# 不要プラグインの無効化と削除
wp plugin deactivate plugin-name
wp plugin delete plugin-name

# オートロードされるオプションの確認(DBが重い原因になることも)
wp db query "SELECT option_name, length(option_value) as size FROM wp_options WHERE autoload=yes ORDER BY size DESC LIMIT 20;"

プラグイン整理の目安は「有効化プラグイン20個以下」です。それ以上になっているなら、一つひとつ「本当に必要か」を見直しましょう。軽いWordPressは速いWordPressです。速いサイトはSEOにも有利です。プラグインを減らすことは、サイトへの投資です。

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